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「心地よい自分の居場所はどこだろう」

冬の間、子どもたちに良く陽が当たるようにと、けやきの葉っぱがどんどん散ってしまいました。「長い間、日かげをありがとう」と言っておきます。

この1年、コロナに振り回された感じですが、幸いなことに、子どもたちの生活は順調に過ぎていきました。ご家庭のご協力にも、心より感謝しております。このまま、なんとか収まってくれればいいですね。

ところで、長い人生とは、自分の心地良い居場所をさがし求める旅と言っても、必ずしも間違いはないでしょう。幸いにも良い居場所を見つけた人は、そこをベースにして更に自分の成長を求めていくでしょうし、まだ定まらない人は、自分の努力と他人の助力によって、居場所を発見するはずです。このことは、幼児期の経験が大きくものをいってきますが、具体的にはどんなものかを、いくつか考えてみましょう。

① まず第一に、子どもが一番長く過ごすクラスに準備されている環境が、「敏感期」を満足させるものであるということです。子どもが幼いころ、次々とやってくる敏感期をどう過ごすかは、「神が与えた宿題」であるとモンテッソーリは言っています。そのためにも、毎日のお仕事の内容は、「運動」「感覚」「言語」「算数」「文化」等の敏感期に、充分に対応できることにより、子どもは何の抵抗もなく活動を続けることになり、クラスでの自分の居場所を見出していくことになるのです。

② 次は、保護者や先生との関係です。先月は「ニコニコ笑顔で」と書きましたが、さらにもう一歩進んで、子どもに「自己決定」「自己選択」という自由な活動を認めてやるかどうかです。このことによって、子どもはひとり前の人間として認められていると感じ、自分の存在価値の高さを知り、大きな幸福感を味わいます。まさに心地良い居場所をみつけたという思いにかられるわけです。

③ 次は、友だちや仲間との関係における居場所の見つけ方ですが、これは毎日多くの子どもに接しもまれ続けるなかで、自分で見つけていくしか方法はありません。体格や性格、能力や興味、性別や年令など、自分と異なる多くの友だちと接し続けるなかで、学び続け経験を重ねていけば、必ず自分の居場所を見つけ出すことができるはずです。

居場所の確保は、「探究心を持つこと」や「秩序を求めること」と並んで、人が誰でもそうありたいと願う「人間の傾向性」のひとつです。いつも、必ずしもはっきりと定まっていない目標や能力の発揮について、自分を見失わないためのの重要な手がかりとなるからです。だから私たちおとなも、毎日じっくりと子どもの話に耳を傾けて、居場所がみつかるようなアドバイスをしてあげましょう。

理事長 江口 浩三郎より

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