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「小さな先生たち」

先月と比べるとだいぶ暖かくなり、かわいい花を咲かせ始めた園庭の梅が、春の訪れを感じさせてくれる今日この頃です。暖かな日差しが嬉しい反面、「もう3月?!」と一年があっという間に過ぎていくことに驚きます。ただ「生涯のある時期における時間の心理的長さは、年齢に反比例する」そうなので、私たちには「あっという間」の一年でも、子ども達にとってはとても長い一年で、ようやく3月なのかもしれませんね。

さてこの時期、園庭のあちこちからコマで遊んでいる子ども達の「アップーアップーアップップー!」という元気な声が響きわたっています。鉄の芯と木製の本体を持った「博多ごま」を、名人芸のように上手に操る子達、まだ回すのは難しいけれど何度も何度も挑戦している子達など、それぞれの段階でコマを楽しんでいるようです。

そのコマ回し、ここ数年じわじわと、子ども達の回す技術が数段上がっていることに気がつきました。以前はコマが回せるのは5歳児さん達に限られている感じでしたが、ここ数年は4歳児さんの名人が出現したり、3歳児さんでも回せる子が本当に増えてきています。また先日は、5歳児に混ざって移行した2歳児さん達までもが、5歳児をお手本に練習に精を上げている姿を見かけ驚きました!

先生達に早速確認してみましたが、特にコマが使える時期を長くする、丁寧に教える、などは何もしていないそうです。ということは、このコマ回しの低年齢化現象(笑)は、まさに、年上の「小さな先生」たちが、年下の子ども達に、まずは真似したくなるようなお手本を見せ、子ども目線で上手に教え、それを年下の子ども達が吸収するという「子ども同士の自然な学びあい」の中から起こったものなのでしょう。

この「自然な学びあい」環境、もちろん室内でも同様です。異年齢の縦割り構成で過ごすクラス内でも、年上の子どもの、集中して自由自在に字を書いたり、数を数えたり、料理や掃除に精を出す姿を、年下の子は毎日目の当たりにし、大いに刺激を受けていることでしょう。「自分もああなりたい!」という憧れを胸に、新しい活動にどんどん挑戦するようになる。そして、苦戦している子どもには「小さな先生」が丁寧に教えてあげるような姿もあちらこちらで見かけます。

そんな皆の憧れの「小さな先生」達もとうとう卒園の時期を迎えます。先生達は大きく成長した有能なアシスタントを失うことにはなりますが、縦割りの集団で真の社会性を身につけたみどりさん達の新たな環境での活躍、本当に楽しみですね。

園長 大原 青子より

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