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「秩序の網をはりめぐらせる」

秋晴れの雲ひとつない空の下で、今日も大小両園庭から、子どもたちの歓声が聞こえてきます。その園庭の真ん中に立ってまわりを見渡すと、活動の種類の多さにびっくりさせられます。ボールをバンバンけっているサッカーから、片すみでの小さな泥団子づくりまで、その真剣さには変りがありません。子どもの時間の過ごし方には、全く無駄がないんですね。だからあんなにグイグイと成長するんですね。「子どもから学ぶ」ということばには、真実が含まれていることがよくわかります。

ところでモンテッソーリ教育では、子どもの意思を尊重し、自由に活動させることを大原則としています。にもかかわらず、仲間といっしょに過ごす子どもたちの生活では、大した混乱や衝突も見られず、かえって整然とした雰囲気が感じられます。「平和」で「穏やか」なのです。一体なぜでしょうか。それはこの時期の子どもたちが、「内面的秩序感の形成」を求めているからです。

子どもが小さい時、まだ空白の状態から自分という人間を創り出していく時、その大事なポイントのひとつが「内面的秩序感」です。この部分がしっかりと育っていれば、おとなになっても、秩序正しい整然とした行動を取ることができるようになります。

この「内面的秩序性」を育てるためには、子どもの回りの環境がきちんと整えられていなければなりません(外部的秩序)。モンテッソーリはこのことについて、「クラスの隅々にまで秩序の網を張りめぐらせておく」といっています。具体的に言えば、クラスや園内にあるいろんな教材や物が、いつもきちんと整理され、同じ場所に置いてある、順番を守る、決められた時間を守る、先生や友だちの話には、静かに耳をかたむける、教材やその他の物は大切に取り扱い、使ったあとはもとのところに戻しておく、友だちのやっているお仕事をじゃましない、また約束したことはきちんと守るなどです。

まだ幼い子どもたちに実行してもらうのは大変なことのように思えますが、実はそうでもありません。なぜなら、この時期の子どもたちは

① 自分の意思を大切にしながらも、友だちとの集団生活を楽しみたい。

② 無秩序によって引きおこされるエネルギーの浪費をしたくない。

③ 落ち着いた平和な生活が、自分の気持の安定をもたらす。

④ 秩序の整った生活を手がかりとして、自立した行動がとれるようになることを、本能的に知っているからです。

ですから大切なことはただひとつ、私たちおとなの環境に対する心くばりです。こんな

ポイントさえ知っていれば、子育てなんて簡単なものですよ。

理事長 江口 浩三郎より

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